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ジオメトリック・オリガミ

DNA Origami
DNAオリガミとは

DNAオリガミ(DNA Origami)は、DNAの分子を使ってナノスケールの構造物を設計・作成する技術のことです。この技術は、DNAの特性を利用して、非常に精密かつ複雑な三次元(3D)および二次元(2D)のナノ構造を作り出すことができます。DNAオリガミは、分子レベルでの精密な構造設計と自己組織化を可能にするため、今後も多くの分野で応用が期待される技術です。

Cranebioが開発するDNAオリガミ「Dozyme」は、DNAオリガミ上に「留め具」を配置することで、その留め具を外す「鍵」となる分子がやってきた時に留め具が外れ、構造が変化するという性質を持ちます。鍵となる分子はDNA、RNAといった核酸に留まらず、タンパク質や低分子化合物、金属イオンなども選択可能であることが知られています。

 

Dozymeはこの構造が変化するという性質を利用し、特定の条件で酵素活性がONになるようにDNAオリガミを設計しています。バイオセンシングにおいて、Dozymeは特定の分子を高感度かつ選択的に検出するセンサーとして利用でき、環境モニタリングや食品安全などの分野で有用なツールとなります。このように、CranebioのDNAオリガミ「Dozyme」は、医療、環境、バイオテクノロジーなど多岐にわたる分野で革新的なソリューションを提供する可能性を秘めています。技術の進歩と共に、その応用範囲はさらに拡大し、私たちの生活に大きな影響を与えることでしょう。

DNAオリガミ技術にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。

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